外付けバッテリーは大容量のものを買うべし、という話。

PC版へ 2011年11月08日
ウチの iPhone 3GS も、気がつけば二世代前の機種。流石にバッテリの保ちが悪くなってきた。購入当初は週に2回くらいしか充電していなかったと思うのですが、最近は、普通の使用状態で24時間持つかどうかというところ。iOS 5の所為でもあるかもね。

機種変更するかなぁ…。という話は置いといて。

Apple の公式サイトに iPhoneのバッテリ駆動時間 / 耐用年数を伸ばす方法が書いてあるけれど、これって要は「便利機能を一切使うな」と言っているようなもので、全く現実的ではありません。

同じページの右下のほうに「充電サイクル」というセクションがあって、そこには
正しく整備されたiPhoneのバッテリーは、フル充電/放電サイクルを400回繰り返すと、完全に充電しても元の容量の80%までしか充電できなくなります。
と書かれています。リチウムイオンバッテリに関する他のサイトの記述などを見ても、「理想的な環境・使用状況で、充電サイクル300〜500回につき、容量は元の70%〜80%に低下する」というのが一般的な見解のようです。

ただしAppleさんの言う「充電サイクル」というのは「満充電状態→完全に空→満充電」で1サイクルらしい。継ぎ足し充電したときはどうなのさ。よくわからない。

ともかく何も考えずに普段使いしていれば、この理想的な値よりは確実に劣化が早い筈なので、ウチの iPhone のように「2年経ったらバッテリ容量が新品の50%あるかどうか」というのは、まあ想定の範囲内でしょう。1年につき容量が 70% に低下するとすれば、2年間使用で 0.7 x 0.7 = 0.49。だいたい元の半分まで落ちてしまう計算ですね。

ということで、快適に使用するために外付けバッテリーを物色するわけなのですが、ここで忘れがちなのは、
外付けバッテリーだってリチウムイオンなのだから、当然のように経年劣化する
という事実。だったら出来るだけ大容量のバッテリを買ったほうが長く使えてお得だよね、という話。

例えば容量が 5,000mAh のバッテリ。これは大体、iPhoneを3〜4回満充電できるサイズです。1年ごとに容量が 70% に落ちるとしたら、4年後の推定容量は 5,000 x ( 0.7^4 ) = 1,200 mAh 。4年経っても多分、iPhone満充電1回くらいはできそうです。

こんな単純計算で良いのかどうか。でも大容量バッテリのほうが、劣化をしても残り容量がデカい、というのは当然ですわな。

財布が許すなら、迷わず大容量のバッテリーを選びましょう。

というわけでコストパフォーマンスがよさそうな USB出力付きの大容量バッテリーを幾つか。
MOVEON PES-5200 : 5200mAh / 出力 5V 500mA(MAX1.2A) / ¥3,980くらい
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MOVEON PES-8800s : 8800mAh / 出力 MAX 5V DC 1200mA / ¥10,000くらい
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エネループ KBC-L54D:5400mAh / 出力 DC5V/1.5A / ¥4,000〜¥5,000
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エネループ KBC-L27D:2700mAh / 出力 DC5V/1.0A / ¥3,000くらい
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パワートラベラー ミニゴリラ:9000mAh / 出力可変 / ¥15,000くらい
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信頼のエネループか、スタイリッシュなPES-5200か。もうちょっと悩もう。

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