「城島以上の捕手はいない」。

PC版へ 2009年10月27日
「出場機会? 日本でそんなことを考える必要はないよ。(日本に)彼を上回る選手はいないんだ。普通にやってくれればいい。(出場機会は)日本に帰ってくるための理由。球団を選ぶ理由ではない」

あの王さんともあろうお方が、本当にこんなことを言ったのだろうか。城島健司に向けての発言ね。スポニチ西スポに載っていたので、本当に言ったのだろうなぁ。よくある「全体の文脈を無視して、発言の一部だけ取り上げて読者に誤解を与える」みたいなことだと思いたいのですが。

ひどいよね。

いくら実績のある選手だからといって、レギュラーの座をフリーパスで約束するような発言はいかがなものか。昨日も書いたけれど、今シーズン、ベストナイン級の結果を出した田上秀則の立場はどうなのさ。

「いやいや、どう考えても城島 > 田上でしょ」というのならば(実は自分もそう思っていたりはするのだが)、城島の入団が決まった後に、彼が実力で正捕手の座を獲れば良いだけの話です。ホークス復帰が決まる前から言う話ではないのです。

昨シーズンのオフだったか、井口が日本に帰ってくる時には「ウチでは本多も成長してきているし...」と獲得に挙手さえしなかった、あの時とは正反対の今回の動き。強いチームを作りたい、というのはすごく良く判るのだけれど、そして城島の入団交渉を有利に進めたいという気持ちも分かるのだけれど、なぜ「ウチでは田上も成長してきたので」という、今チームに居る選手を評価する言葉を聞けないのだろう。

ホークスと城島が相思相愛だったとしても、タイミングが合わなければその恋は成就することはないのです。田上が結果を出した今は、残念ではあるけれど城島復帰のタイミングではない。そこを無理矢理くっつこうとしたら、きっといろいろな所にしこりが残ります。現実の恋愛でもそうだよね。
城島がホークスに入団しようがしまいが、これじゃあ田上さんの来期のモチベーション低下が心配です。

だいたいさぁ、小久保 - 松中 - 城島 ... って、何年前のオーダーなのさ。栄光の過去を取り戻そうとするよりも、新しい栄光をつかむべく、変わって/成長してゆくほうがワタクシの好みなのです。

ホークス好きの皆さんは、どう思っているのだろう。


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