ということで、今日観に行ったのは『少年メリケンサック』。なかなか楽しい映画でございました。
エンドロールのバックで流れるのは『守ってあげたい』。元は松任谷由実の1981年のヒット曲。映画『ねらわれた学園』の主題歌でした。角川青春映画全盛期の作品ですな。
『少年メリケンサック』のエンドでは、ナンバーガール→ZAZEN BOYSの向井秀徳 + GOING STEADY→銀杏BOYZの峯田和伸という、好きな人にとってはたまらないユニット、その名も「ねらわれた学園」(笑)が演っております。
で、エンドロールが流れていくのを見ながらボケ〜っと『守ってあげたい』を聴いていたら、こんな歌詞が耳に引っかかったの。
- このごろ沈んで 見えるけれど
こっちまで ブルーになる- 守ってあげたい / 詩:松任谷由実 - → うたまっぷ歌詞
「憂鬱になる」という意味で「ブルーになる」という表現を(公の場で)使ったのは、このユーミンが元祖ではなかろうか。
この曲がリリースされたのは1981年。ネットでいろいろ検索してみると「"ブルーになる"という表現を広めたのは松本人志」という説が流布していますが、ユーミンの方が確実に何年も前だよなぁ。
どうなんだろ。
あき
こんにちは。ネットサーフしていてたまたまこちらのブログを拝見したのでコメントさせていただきます。
私も以前「ブルーになる」の語源が気になって調べたことがありました。結局語源はわからなかったのですが、たしかに松本人志さんが活躍するより前に使われていたようです。
私が発見したのは1978年放送のドラマ「熱中時代」の第1話です。冒頭で水谷豊演じる主人公の北野広大のセリフに「ずっとバイトの日々でブルーだった」というのがありました。
1981年の松任谷由実さんの歌より前ですね。
しかしテレビドラマで使われるくらいですから、これ以前から世間では使われていたのではないでしょうか。
匿名
こんな昔の記事にコメントするのはどうかな、と思いましたが……
憂鬱という意味でブルーという言葉を使ってる作品としては、1977年の大滝詠一さんのアルバム「ナイアガラカレンダー」の収録曲「Blue Valentine's Day」がありますね。
♪今日はBlue Valentine's Day (中略) 一日中 憂鬱さ♪と歌ってます。