完全なる夏の終わり。秋の始まりの雨。
ボサノバの神様、ジョアン・ジルベルトの『Aguas de Marco』。『三月の水』とも『三月の雨』とも訳されますな。
ボサノバの母国・ブラジルは南半球の国だから、日本とは季節が逆。
この曲で歌われている「三月の水」っていうのは、ブラジルで季節が夏から秋へと移り変わる時期に降る雨の事だそうだ。
ちょうど今日の雨のような雨が地球の反対側の国にも同じように降って、人々が同じように過ぎた夏を想ったり、秋のなんだか物寂しい空気に浸ったりしているのだなぁ、と考えると不思議な気持ちになる。
そしてコチラ↓が、Bossa Nova史上屈指の名演。
エリス・レジーナとアントニオ・カルロス・ジョビンによる『三月の水』が収録されているのですが、これは素晴らしい。いろいろなBossa Novaのコンピレーション・アルバムにも収められているので、ぜひ聴いてみてください。
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