浦沢直樹が連載を始めたのが1999年。スピリッツを毎号立ち読みしては「ほぉ、中々面白いではないか」と思っていたのは、もう9年前。
ストーリーのディテールは、もうすっかり忘却の彼方。
スクリーンを観ながら「そうだった、そうだった」とうなづきながらの2時間30分。
これ、原作を読んでない人、辛いぞ。主要登場人物が多すぎる。子供時代のエピソードになると、誰が誰やら、把握するのにひと苦労。ただ、原作を読み込んでから映画館へ行くのもなぁ。当たり前かもしれないが、原作以上の事は何一つ起こらない。
それから。
オープニングのT-REX『20th Century Boy』、それから中盤のケンヂのエレキギター、もっとガツンと音を出さないと。ミックス、大人し過ぎですわ。胸が高鳴る、最高の場面ではないですか。今日行った映画館が音量小さめだっただけかもしれんが。
第2章は、2009年1月31日。
観るか?
観るかなぁ。観るんじゃないかな。
ところで『20世紀少年』って、スティーブン・キングの『It』にモチーフがそっくりということに気が付いた。
「幼なじみが」「再び生まれ育った場所に集合して」「過去の記憶を取り戻しながら」「災いをもたらすものと対決する」。
パクリだ何だと非難するつもりは毛頭ございません。念のため。どちらも好きな作品です。『It』のほうも分厚い文庫本4分冊。体力がある時にどうぞ。
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