Version 0.62 動作環境
- Firefox 3.5以降
- Safari 4以降
- Google Chrome
- Internet Explorer 8には非対応
- Internet Explorer 9が正式公開された暁には、動作する予定です
- Operaは現在のところ(将来にわたって)非対応の予定です
tateEditでできること
- 日本語の縦書きインライン入力
- 文字の装飾(太字・斜体・文字色の変更)
- フォントサイズの変更
- 見出し(<h1>タグとか)作成
- htmlソースの出力
- htmlソースのエディット
動作の詳細
基本的に、こんなことをやっています。
- 日本語入力
- 変換確定
- 確定した文字(列)に、ただちに「縦書き用スタイルシート」のスタイルを適用して、括弧や句読点の位置を調整
OSやブラウザによって、日本語入力時に発生するイベントの内容が異なるために、FirefoxとSafari/Chromeとでは、縦書きスタイル適用のタイミングが違ってきます。
Firefox、Windows版Safariの場合、変換が確定するとただちに縦書きスタイルが適用され、句読点や括弧が適切な位置に表示されます。
Google Chrome / Mac版Safariでは、変換が確定したあとにもういちどEnterキーを叩くことによって、縦書きスタイルが適用されます。ひと手間多くなりますが、どうかひとつ。
横書き字形と縦書き字形が異なる文字 - 括弧や長音記号など - については、
日本語変換時に、変換候補から縦書き字形を選択する必要はありません。むしろ、しないでください。横書きテキストを入力するときと同様に、横書き用の字形を選択してください。
それらの文字は、縦書きスタイル適用時に自動的に縦書き字形に変換されます。
例えば、
「こんにちは…」
…という文字列は、
日本語入力時には
「こんにちは…」
…と打って確定させれば
自動的に
「こんにちは…」
と表示されますよ。
テキストのペーストを行った際、そのままでは自動的に縦書きスタイルが適用されません。そこで、強制的に縦書きスタイルを適用する機能を追加しました。
ツールバーの
をクリックするか、キーボードショートカット "Ctrl + s" で、現在キャレットがある行に縦書きスタイルが適用できます。
半角文字の入力に関して、まだ充分な実装がなされていません。
半角文字を入力すると、綺麗に縦書きレイアウトされません。
ソースコードについて
tateEditのコードは、以下のふたつのファイルから成り立っています。
nicEdit.jsは、Brian Kirchoff氏製作のWYSIWYGエディタ「
nicEdit」のコードです。tateEditでは、テキストエディタとしての基本部分をnicEditのコードに依っています。
ただし、オリジナルのnicEditのコードに、いくつかの改変を加えています。主な変更点は以下の通り。
- メニューなどの日本語化
- tateEditに不要な機能の削除
- tateEdit固有の機能を呼び出すためのコードの付加
tateEdit.jsは、私tyzが書いた、縦書きレイアウトでの日本語入力および、入力されたテキストに縦書きスタイルを適用するためのコードです。主に以下の機能が含まれます。
- 日本語入力中のキーイベントを検知する機能
- 変換確定された日本語文字列に、縦書きスタイルを適用する機能
- フォントサイズや文字色の変更を実行する機能
ライセンスについて
nicEditはMITライセンスで公開されています。tateEditに含まれるnicEditのコード(nicEdit.js)についても、私tyzによる改変部分を含めて引き続きMITライセンスでの公開とします。
tateEditに含まれるオリジナルコード部分(
tateEdit.jsに含まれる内容)については、個人的・非商用での使用の場合に限りMITライセンスを適用します。 その他の場合はご連絡ください。