2022シーズン、クリンチナンバー計算ページの不具合修正について。

PC版へ 2022年09月03日

さて、2022年のプロ野球。

セ・パ両リーグともに、各チームの残り試合数が30を切っても団子状態。シーズン終了時に、3〜5チームが同率で並ぶ可能性がまだ残っていたりします。

そんな稀に見る混戦状態のおかげで、うちのクリンチ計算プログラムに潜んでいた不具合が顕在化してしまいました。

生じていた計算不具合は以下のとおりです。いずれも既に解消されています。

この原因となったのは単純にプログラムミスで、

つまり、各リーグの順位決定方法(下を参照)が正しく適用されない場合があり、

  • 北海道日本ハムを含む数チームがリーグ終了時に同率で勝率1位に並ぶ可能性があり、順位決定方法に基づくと、その中に日ハムが最上位になる(=優勝する)パターンが存在するにもかかわらず、順位ソートが正しく機能せず、そのパターンを検出しそびれた → 「優勝消滅」と誤算出。
  • 計算途中で、読売ジャイアンツを含む数チームが同率で上位に並ぶパターンがあるのだが、順位決定方法に基づいた場合、読売が3位以内(=CS圏内)になるパターンは存在しないにもかかわらず、それを検出しそびれた → 「自力CSの可能性が残っている」と誤算出。

…ということです。

ということで、09月03日現在、この不具合は解消されていると思います。多分大丈夫、とは言え、慌てて直したので完全とは言い切れません。チェックを強化しつつ運用を続けていきますので、ご了承ください。

また、上記以外の部分で計算間違いが無かったかチェックした結果、5位クリンチナンバー / 優勝消滅エリミネーションナンバーの値が、稀に 0.5 少なめに算出されていたケースが見つかりました。

いずれも「シーズン残り試合が少ない状況で、パターンの計算最終盤または計算完了時に同率で3チーム以上が並ぶ」という条件のときに、プログラムミスのせいで意図しない順位ソートが行われてしまう…というのが原因のようです。

ひとまず08月29日以降のデータを再計算し、それ以前のデータのチェックを進めています。

ということで、よろしくどうぞ。

勝率が並んだ場合の順位の決め方ですが、パ・リーグは…

  1. 当該チーム間の対戦勝率が高い順。
  2. 交流戦を除いたリーグ戦の勝率が高い順。
  3. 前年度順位が良い順。

セ・リーグは、

  1. 勝利数が多い順。
  2. 当該チーム間の対戦勝率が高い順。
  3. 前年度順位が良い順。

…のようになっています。

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