毎日、山のように迷惑メールが届くのですが、たまにジャンクフォルダを覗くと、とんでもないフィッシングメールが届いていたりするのだな。
今回ご紹介するのは、なんと国連から届いたメール。
メールの差出人は、いわゆる "善意の第三者" の可能性もあるので一応モザイクをかけています。
Attention
World Bank Auditors/IMF found your name is among the 37 scammed
Victims listed to be compensated via ATM CARD each valued at US$1.5
Million.send your details Name,Address, Phone Number
I hope to here from you soon.
Mr Owen Brown
World Bank Auditors/IMF found your name is among the 37 scammed
Victims listed to be compensated via ATM CARD each valued at US$1.5
Million.send your details Name,Address, Phone Number
I hope to here from you soon.
Mr Owen Brown
俺が詐欺被害者リストに載っているのを、世界銀行の監査役と国際通貨基金が確認したらしい。で、150万ドルを補償するので個人情報を送れ、と。
なんともスケールの大きい話ではありませんか! 国連や世界銀行や IMF は、そんな個人の世話まで焼いてくれるんだ。知らなかった…笑。
設定がぶっ飛び過ぎている上に、差出人のメールアドレスは gmail でリプライ先のアドレスは hotmail。
しかも文中の "I hope to here from you soon." は、察するに "I hope to hear from you soon. = 迅速な連絡、お待ちしています" の綴り間違い。もうおそらく本気で騙す気ゼロなのかな、多分。
あ、よく考えたら『国連』も "United Nation" じゃなくて "United Nations" じゃね?
こんな感じの、確実に誰も本気にしない、文章の校正もできていないような詐欺メールを作ってしまう人たちの思考を理解してみたいなぁ…と強く思う今日このごろなのでした。ただの酔った勢いみたいな乗りで作るのかね、こういうのって。
いやしかし、こんなメールでも焦ってリプライを送ってしまう人が世界には存在しているのかもしれない。
気をつけましょ。
コメント