Linuxマシンから、Bluetoothテザリング対応のモバイルルータだとか Android 端末に接続する設定。
GUI な環境だったら Bluetoothマネージャーを利用して、機器のスキャン → ペアリング → 接続 … とサクサクいけるのですが、この設定をターミナルからコマンドラインでやってみる。
ターミナルを立ち上げたら、まずはコマンド・bluetoothctl 。
コマンド受け入れモードになるので、Bluetooth のパワーをオンに(既にパワーがオンならば省略)。
自分を相手から検出可能になるように設定。
後々、機器とペアリングをするときにパスコードのやり取りができるように設定。
近くにある機器をスキャン。
機器のリスト(MACアドレスと機器名)が続々と表示されます。例えば以下のような感じ。
[NEW] Device AB:F9:xx:xx:xx:xx Fly12
[NEW] Device 10:66:xx:xx:xx:xx Aterm
スキャンを終了するには…
接続したい機器とペアリング。接続先のMACアドレスが必要です。先ほどゲットしたリストでMACアドレスを確認しつつ…
パスコードのやり取りがあって、問題がなければペアリングが完了する筈。
次回から作業が簡単になるように、この接続を信頼しときましょ。
ひとまず終了。
bluetoothctl で help コマンドを打つと、bluetoothctl で利用可能なコマンドのリストが表示されます。
さて次に、ネットワークマネージャのコマンドラインツール nmcli で、ネットワークデバイスの状態を確認。
すると、先ほどペアリングした機器のMACアドレスが、デバイスリストに表示されている筈。こいつとネットワーク接続を確立させてやれば良いので…
「管理者権限が必要だ」と言われたら sudo 〜 で。
ちなみに切断するときは nmcli dev disconnect 10:66:xx:xx:xx:xx です。
…と、これで如何か。
nmcli でステイタスを確認してみると、デバイス・10:66:xx:xx:xx:xx の状態が "接続済み" になっていますね。コマンド ip addr とかで確認してみると、きちんと IP アドレスも引けているようです。
試しに外部のサーバに ping を打ってみたり、ウェブページを閲覧したりしてみましょ。Bluetoothテザリングで外の世界と繋がったでしょうか?
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