ふと時間が空いたので行ってみた。名球会ベースボールフェスティバル。
イベント前の選手紹介だけで熱い。長島茂雄と王貞治が並び立つ姿を見るだけで熱い。
ホームラン競争でレフトスタンドに豪快に打球を叩き込む中村紀洋は凄い。最終回にはマウンドに立って1球セーブも記録。相変わらず良い選手。
試合前のスタメン発表だけで、もうお腹いっぱい。
土井正博の、現役時代と寸分違わぬバッティングフォームに鳥肌が立つ。
おそらく20年ぶりくらいに捕手のポジションにつくであろう和田一浩と小笠原道大。素晴らしい。
低めにコントロールされたストレートをズバズバと投げ込む工藤公康の身体は、一体どうなっているんだろう。清原和博の、あのバッティングフォームからの、あの右打ち。いろいろあるのだろうけれど、そんなことはここでは関係ない。
そして、二十数年ぶりに生で見る野茂英雄のトルネード。あの頃のような無表情で、あの頃と同じようにランナーを溜めつつ、淡々と、熱く球を投げ続ける。妥協なし。遊びなし。
観ていると、笑顔になると同時に涙が出そうになってくる。
楽しい。
試合途中のインタビューで、小久保裕紀が「久しぶりに野球が楽しい」と言っていたけれどw,野球は、命を削るような試合ばかりでなくとも良い。こういう、只々楽しい試合があっても良い。
こういうイベント、もっと増えると良いのにな。
数年後には、松井秀喜やイチローも(そして今シーズン中に通算200勝を達成するであろう黒田博樹も)、名球会のイベントで往年の勇姿を見せてくれるのだろうと思うと、楽しみで仕方がない。
コメント