Ubuntuでもウイルス対策しておいたほうが良かろうな…と思って、以前も使用したことのあるBitdefenderのUNIX版(無料)をインストールしてみる。ドキュメントを読んでみると、動作保証はカーネルのバージョンが2.6までと書いてあるけれど、Ubuntu 14.04(カーネルバージョン3.1x)でも動きます。
入手方法が若干煩わしいのですが、まずは以下のページにアクセス。
→ BitDefender Antivirus Scanner for Unices
で、ページ右側の "Request a Free License" をクリック。個人情報を入力して "Send" ボタンをクリックすると、ダウンロード先へのリンクとライセンスキーが書かれたメールが送られてきます。
メールが届いたら、ダウンロード先へ移動して…
- ダウンロード先で EN_FR_BR_RO/ をクリック
- 移動先で Linux/ をクリック
- 自分のシステムに合ったファイル(例えば64BitOSを使っているならば BitDefender-Antivirus-Scanner-7.6-4.linux-gcc4x.amd64.deb.run)をダウンロード
ダウンロードが完了したら、ターミナルを立ち上げて、ファイルを保存したディレクトリに移動してインストールスクリプトを走らせます。
- 使用許諾を訊かれるので accept とタイプしてエンター
- GUIをインストールするか訊かれるので y をタイプしてエンター
問題なくインストールが完了するはず。
で、Bitdefenderを立ち上げて…
- "Set New Key" ボタンをクリックして、先ほどのメールに書かれているライセンスキーを入力。使用期限が 30日 → 365日 に延長されます。
- "Update" ボタンを押してウィルス定義ファイルをアップデート
- スキャンの実行。
…と、スキャン実行で見事にクラッシュ。調べてみると "Segmentation fault" エラーが出ています。
さて。
Bitdefenderの公式フォーラム(英語)に原因と対処法が書いてある。もう少し調べてみると、この不具合を解消するシェルスクリプトをGitHubで公開してくれている人がいたので、それを使わせていただきましょ。説明ページはこちら(英語)。
ターミナルを立ち上げて、Gitツールが未インストールならばまずはGitをインストール。
完了したら以下のコマンドを実行。
カレントディレクトリに bd_fix というディレクトリができるので、その中に移動してシェルスクリプトを実行。
これできちんと動くようになる筈。
gitをインストールするのが面倒だ、という時には…
…で同じことができますね。
しかし、GUIを使えるUbuntu向けのアンチウイルスソフトとなると、選択肢が殆ど無いのだな。定番のClamAV/ClamTkは、全く問題ないファイルを「脅威だ脅威だ」ともりもり報告してくれるので、精神衛生上よろしくないのです。
ということで。
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