Ubuntu 14.04にウイルス対策ソフト・Bitdefenderをインストール。あら、クラッシュ。

PC版へ 2014年10月06日

Ubuntuでもウイルス対策しておいたほうが良かろうな…と思って、以前も使用したことのあるBitdefenderのUNIX版(無料)をインストールしてみる。ドキュメントを読んでみると、動作保証はカーネルのバージョンが2.6までと書いてあるけれど、Ubuntu 14.04(カーネルバージョン3.1x)でも動きます。

入手方法が若干煩わしいのですが、まずは以下のページにアクセス。
 → BitDefender Antivirus Scanner for Unices

で、ページ右側の "Request a Free License" をクリック。個人情報を入力して "Send" ボタンをクリックすると、ダウンロード先へのリンクとライセンスキーが書かれたメールが送られてきます。

メールが届いたら、ダウンロード先へ移動して…

  1. ダウンロード先で EN_FR_BR_RO/ をクリック
  2. 移動先で Linux/ をクリック
  3. 自分のシステムに合ったファイル(例えば64BitOSを使っているならば BitDefender-Antivirus-Scanner-7.6-4.linux-gcc4x.amd64.deb.run)をダウンロード

ダウンロードが完了したら、ターミナルを立ち上げて、ファイルを保存したディレクトリに移動してインストールスクリプトを走らせます。

# sudo sh BitDefender-Antivirus-Scanner-7.6-4.linux-gcc4x.amd64.deb.run
  • 使用許諾を訊かれるので accept とタイプしてエンター
  • GUIをインストールするか訊かれるので y をタイプしてエンター

問題なくインストールが完了するはず。

で、Bitdefenderを立ち上げて…

20141006bd.png
  1. "Set New Key" ボタンをクリックして、先ほどのメールに書かれているライセンスキーを入力。使用期限が 30日 → 365日 に延長されます。
  2. "Update" ボタンを押してウィルス定義ファイルをアップデート
  3. スキャンの実行。

…と、スキャン実行で見事にクラッシュ。調べてみると "Segmentation fault" エラーが出ています。

さて。

Bitdefenderの公式フォーラム(英語)に原因と対処法が書いてある。もう少し調べてみると、この不具合を解消するシェルスクリプトをGitHubで公開してくれている人がいたので、それを使わせていただきましょ。説明ページはこちら(英語)。

ターミナルを立ち上げて、Gitツールが未インストールならばまずはGitをインストール。

# sudo apt-get install git

完了したら以下のコマンドを実行。

# git clone git://github.com/terminator14/bd_fix.git

カレントディレクトリに bd_fix というディレクトリができるので、その中に移動してシェルスクリプトを実行。

# sudo sh ./bd_fix.sh

これできちんと動くようになる筈。

gitをインストールするのが面倒だ、という時には…

GitHubのbd_fixのページ(github.com/terminator14/bd_fix/blob/master/bd_fix.sh)でスクリプトの中身テキストをコピペ → ローカルに bd_fix.sh という名前で保存 → 実行

…で同じことができますね。

しかし、GUIを使えるUbuntu向けのアンチウイルスソフトとなると、選択肢が殆ど無いのだな。定番のClamAV/ClamTkは、全く問題ないファイルを「脅威だ脅威だ」ともりもり報告してくれるので、精神衛生上よろしくないのです。

ということで。

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