【縦書き】h2v.js、バージョン3.2.1。

PC版へ 2013年07月20日

ウェブページを縦書き表示するJavaScript・h2v.jsをアップデートしました。

h2v.js - ダウンロード - tategaki.info

以前のバージョンを使用している人は、新バージョンのh2v-min.jsとh2v.cssを古いものと入れ替えるだけで大丈夫です。これまでに作成したドキュメントに変更を加える必要はありません。

主な改善点は、ルビ周りの表示に関するものです。

これまでは、<ruby> 〜 </ruby> で囲まれた部分を「途中で分割・改行できないブロック」として扱っていました。つまり <ruby> タグ内の文字列の長さが、指定した一行の文字数を超過した場合には行を表示されたわけです。

★これまでの表示。
h2v_20130720_1.png
【htmlソース】
<span style="color:#777;">一行五文字</span><br />
ルビタグを流用して<ruby>傍<rt>﹅</rt>点<rt>﹅</rt>を<rt>﹅</rt>振<rt>﹅</rt>っ<rt>﹅</rt>て<rt>﹅</rt>み<rt>﹅</rt>ま<rt>﹅</rt>す<rt>﹅</rt></ruby><br />
<span style="color:#777;">一行五文字</span><br />
一行の文字数を超過して、しかも要らない改行が入ってしまいます。

ver3.2.1では、これが以下のように表示されます。

h2v_20130720_2.pngだいぶスッキリ。

ただし、グループ化されていないRUBY(RBC,RTCタグ不使用、または文字ごとにRTタグを当てていない場合)については、文字列の切りどころが判らないので、これまでどおり、文字数を超過してひと塊で表示されます。

h2v_20130720_3.png
【htmlソース】
<span style="color:#777;">一行五文字</span><br />
<ruby><rb>環太平洋経済連携協定</rb><rt>かんたいへいようけいざいれんけいきょうてい</rt></ruby>
<span style="color:#777;">一行五文字</span><br />

その他の不具合解消 / 改善点は以下のとおりです。

そして、割と重要なご相談。

そろそろ、Internet Explorer 8 への対応を止めようかと思うのですが如何でしょうか。

スクリプトを作る側の勝手な言い分としては、労力の7割以上を古参ブラウザとの互換性確保のための作業に割かなくてはならない状況が、もう面白くないのです。

IE 8のサポートを終わらせるメリットとしては、

デメリットは、

「ブラウザシェアが十数パーセント」と言っても、その中で「IE 8だけしか使っていない」ユーザがどの程度存在するのか、それが判らないのでアレですが、さすがにもうそろそろ、ね…。

取り敢えず、今後のアップデートでは

という方針でいこうと思います。

 → h2v.js : Webページを縦書きレイアウトに変換するJavaScript - tategaki.info

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