Googleさんに訊いてみると、同様の症状が出るPowerBook G4は多いみたい。原因はほぼ特定されていて「トラックバッドの温度センサーの異常」というパターンがほとんどのようです。「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダにあるコンソール.appでシステムログを見ることができる(立ち上げて、"ログ"アイコンをクリック→"system.log"をクリック)のですが、そこに「Power Management received emergency overtemp signal. Going to sleep.」というログが残っていたら、原因は完全にコイツです。
PowerBook内部の温度を測定するユーティリティでチェックしてみます。
→ Temperature Monitor: Download|フリーウェア
連続してスリープに落ちてしまうときのトラックパッドの温度を見てみると、なんと125℃。わはは。PowerBookでお湯を沸かせますな。絶対に壊れてる。
「ディスク修復」や「PRAMクリア」で直る場合もあるようです。とりあえず試してみましょう。
- インストールディスクから起動して、ディスクユーティリティで起動ディスクの修復。
- 電源を落とした後、「Command+option+P+R」を押さえながら起動。起動音が2回聞こえたら指を離してもOK。
後者を選択してみます。
システムのどの部分を触れば良いのか分からないので、再びGoogleさんに訊いてみる。Apple.comのディスカッションボードにあった記事が参考になりそうです。
→ PowerBook Goes to Sleep During Use...| Apple Discussions
手順は...
- ホームフォルダあたりに "extentions_backup" みたいな適当なフォルダを作っておく。
- Finderで、起動ディスクの /System/Library/Extensions フォルダを開く。
- IOI2CLM7x.kext と AppleLM7x.kext を、さっき作ったextentions_backupフォルダにドラッグ(=ファイルがコピーされます)。
- コピーが終了したら ExtensionsフォルダのIOI2CLM7x.kext と AppleLM7x.kextを削除。
- /System/Library フォルダにあるキャッシュ(Extensions.kextcache と Extensions.mkext)を削除。
- PRAMクリアをしながら再起動。
果たして...。
症状は全く出なくなりました。素晴らしい。試しにTemprature Monitorを起動してみると、「トラックバッドの温度」という項目自体が表示されなくなりました。システムレベルで温度測定をオフにできているみたい。システムの他の部分に影響を及ぼしていなければ完璧です。おそらく大丈夫っぽいけれど、別の場所で不具合が出たら、さっきのふたつのkextファイルを元に戻せばよろし。眠り病も再発しますが。
よっしゃ。これでPowerBookの寿命も延びました。
☆それでもダメだ...という人はコチラの記事も参照してみてください。
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