その『海角七號』のロケ地のひとつ、台湾の南の端のほう・恒春(恆春)に連れて行かれました(笑)。
アクセスは、屏東の駅前のバスターミナルから国光バスか屏東バス。運賃は250元を切るくらい。時間は2時間前後で恒春のバスターミナルへ到着します。
恒春は城壁に囲まれた古くからの町で、現在でも東西南北の4つの城門と、城壁の一部が遺されています。城壁の内部をそぞろ歩くだけだったら、ほんの数時間で回れてしまうようなサイズ。古い町並みの、落ち着いた観光地...と思いきや。
町は海角バブル。
「海角七號のロケが行われた町へようこそ」みたいな横断幕が至る所に掲げられ、「ロケ地巡りツアー」の参加者と思われる団体や、映画に誘われてやってきた大学生くらいのカップル等々が次から次へとやってきます。まるで『北の国から』の富良野や『時をかける少女』の頃の尾道のような感じ。
実際にロケに使われた場所へは、↓こんな看板を目印に歩けば辿り着けます。
ただし、この看板の距離表示は割といいかげんだったような気がする。方向は合っていたので、気にせず進め。
主人公・阿嘉の実家に使われた家は、南門から西側の道(光明路)に入ってちょっと行くと建っています。土産物屋の、すぐ向こう。家の中を覗くには50元かかります。
映画に登場した郵便局は、その阿嘉の家のすぐ近く。
水蛙のバイク屋は少し遠いっす。南門を城外に出て、広い道を真っ直ぐ南下。「全然たどり着かないけど、もしかして通り過ぎた?」なんて不安になった頃に、歩道が急に綺麗になってベンチが出現します。その辺りでおもむろに道の左側を見ると、「光陽機車」という小さなバイク屋が。バイク屋の屋根に「海角七號ロケ現場」のでっかい看板が乗っているので判るかと。
ちなみにここからもう少し歩くと「小杜包子」という饅頭屋があって、ここの肉まんが美味い。ちょっと高いけど。地元の人が車で次々に乗り付けては山のように肉まんを買ってゆくのです。
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ロケ地も巡って、腹もふくれて、でもまだ時間が余っているぞ、という人は「出火」に行ってみるのは如何でしょう。東門を出てそのまま道なりに歩く、歩く。道の左手に大きな看板が現れるので、場所はすぐ判る。
この「出火」、「地面から天然ガスが滲み出していて、そのガスに火がついて四六時中燃えている」というだけの場所なのですが、昼間に行っても「あぁ、確かに火が燃えているなぁ」以上の感想は決して出て来ない。日が暮れてから行くと綺麗だという話も聞いたのですが。まぁ、その火で勝手に焼き芋を作って売っているじぃさんが居たりして、ネタにはなります。
→ 海角七號ロケ地マップ - Hot墾丁旅遊網:繁体字中国語この映画『海角七號』に出ている白髪で眼鏡のおじいちゃんが台湾では大人気。テレビCMに出まくっていましたよ。そして中孝介。彼も大人気。台北のCD屋に行くと、彼のアルバム(しかも台湾独自仕様)が大量入荷中。2月13日には台北国際会議中心でのコンサートもあるそうだ。
→ 『海角七號』予告編 @YouTube
→ 中孝介オフィシャルホームページ
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