さて、VirtualBoxが 6.x → 7 へとアップデートされて、Windows 11仮想マシンの作成が楽ちんになったりしたのですが、既存のWindowsゲストマシンでGuest Additions(GA)がうまくアップデートできないという現象に遭遇。
インストールの終盤で、ゲストマシンの画面がブラックアウトしたままクラッシュしてしまいます。
当然アップデートは完了しておらず、立ち上げた仮想マシンのウィンドウメニューから "仮想マシン" → "セッション情報…" → "ランタイム情報" を確認してみても、
GAのバージョンは元のまま。
対処法を調べてみると、
- GAのインストール時に、仮想マシンの3Dアクセラレーションをオフにする。
…と、これで無事にアップデートが完了するらしい。
VirtualBoxマネージャーで、当該の仮想マシンの設定を開いて、"ディスプレイ" セクションで「3Dアクセラレーションを有効化」のチェックを外します。
[OK]ボタンを押して変更を保存したら、仮想マシンを起動。立ち上がったら、いつものように "デバイス" メニューから "Guest Additions CD イメージの挿入…" を選択します。
するとウィンドウの右側に、バージョン7 から登場した、全く不親切な情報ダイアログ※が表示されるので…
…これが消えるまで待つ。消えたらすなわちそれが、無事にGAのインストールが完了した、というサインの筈。
インストールが終了してもシステムの再起動が促されないのですが、もちろん再起動必須です。
仮想マシンを再起動したら、"ランタイム情報" を確認。
アップデート成功。
GAのアップデートが終了した後は、3Dアクセラレーションを有効にしても大丈夫です。
※従来のインストーラー(↓これ)のほうが安心できる…という人は、
"Guest Additions CD イメージの挿入…" からではなく、
…という方法をとると良いです。
VboxGuestAdditions.iso は、
- Linuxホスト:/usr/share/virtualbox
- Windowsホスト:C:\Program Files\Oracle\VirtualBox
- MacOS Xホスト:VirtualBoxパッケージ内の Contents/MacOS
あたりで見つかると思います。
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