【セ・リーグ2022】自力でCS進出(3位)を決められるチームが無くなった件。

PC版へ 2022年09月25日

09月25日にジャイアンツが敗れたことによって、セ・リーグが何かまたややこしいことに。

既にCS進出を決め1・2位が確定している2チームを除くと、自力でCS進出(3位)を決められるチームが無くなった。

まずは「自力なんちゃら」についておさらいすると、

自力がない」=「残り試合を全勝したとしても、その順位を確定できない

…と、こういう意味です。

では、09月25日の巨人の敗戦を受けて、今後の展開を見てみます。3位を争う読売・広島東洋・阪神がそれぞれ残りを全勝:

…という結果を残してフィニッシュすると仮定します。

この3チーム、直接対決は既にすべて終わっています。

すると、この3チームが同率・同勝利数で並ぶことになります。

cl2022_1002_kari.png

セ・リーグの順位決定方法では、同率・同勝利数で並んだ場合、次に当該チーム間の対戦成績で比較することになっているので調べてみると…

…となっているので、この結果「3位がカープ - 4位タイガース - 5位ジャイアンツ」と順位が決まります。つまり、

タイガースとジャイアンツは「全勝しても3位(CS圏)に入ることが出来ない場合がある」= 「自力CSが無い」

と言えます。

これを見て「カープは全勝したらCS進出できるのだから、自力CSがあるのではないか」と思われるかもしれませんが、さにあらず。

この3位争いから、仮にタイガースが脱落し、カープとジャイアンツの2チームのみが残り試合を全勝して、同率・同勝率で並んだ場合を見てみます。

cl2022_1002_kari2.png

上と同じように、当該チーム間の対戦成績を見てみると…

この場合はジャイアンツが勝ち越しているために「3位がジャイアンツ - 4位がカープ」となり、カープはCS進出を逃してしまいます。つまり:

カープも「全勝しても3位(CS圏)に入ることが出来ない場合がある」= 「自力CSが無い」

…となって、全チーム自力でのCS進出可能性が消滅している、という結論になると思うのです。

さて、うちのクリンチナンバー計算ページです。

09月上旬の「広島の自力CSありなし問題」のときに計算プログラムを改修したつもりですが、もしかしたら今後、自力CS判定・3位決定判定・自力復活日付の算出などで誤った結果を出力する可能性が無い! とは言い切れないのが実情です。

計算ミスが発覚した場合は、できるだけ速やかに訂正を入れますので、何卒ご容赦を。

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