09月25日にジャイアンツが敗れたことによって、セ・リーグが何かまたややこしいことに。
既にCS進出を決め1・2位が確定している2チームを除くと、自力でCS進出(3位)を決められるチームが無くなった。
まずは「自力なんちゃら」についておさらいすると、
…と、こういう意味です。
では、09月25日の巨人の敗戦を受けて、今後の展開を見てみます。3位を争う読売・広島東洋・阪神がそれぞれ残りを全勝:
- ジャイアンツ:残り2戦全勝。
- カープ:残り3戦全勝。
- タイガース:残り3戦全勝。
…という結果を残してフィニッシュすると仮定します。
この3チーム、直接対決は既にすべて終わっています。
すると、この3チームが同率・同勝利数で並ぶことになります。
セ・リーグの順位決定方法では、同率・同勝利数で並んだ場合、次に当該チーム間の対戦成績で比較することになっているので調べてみると…
- G vs (C,T) = 23勝 26敗 1分
- C vs (G,T) = 26勝 22敗 2分
- T vs (G,C) = 23勝 24敗 3分
…となっているので、この結果「3位がカープ - 4位タイガース - 5位ジャイアンツ」と順位が決まります。つまり、
タイガースとジャイアンツは「全勝しても3位(CS圏)に入ることが出来ない場合がある」= 「自力CSが無い」
と言えます。
これを見て「カープは全勝したらCS進出できるのだから、自力CSがあるのではないか」と思われるかもしれませんが、さにあらず。
この3位争いから、仮にタイガースが脱落し、カープとジャイアンツの2チームのみが残り試合を全勝して、同率・同勝率で並んだ場合を見てみます。
上と同じように、当該チーム間の対戦成績を見てみると…
- G vs C = G の 13勝 12敗 0分
この場合はジャイアンツが勝ち越しているために「3位がジャイアンツ - 4位がカープ」となり、カープはCS進出を逃してしまいます。つまり:
カープも「全勝しても3位(CS圏)に入ることが出来ない場合がある」= 「自力CSが無い」
…となって、全チーム自力でのCS進出可能性が消滅している、という結論になると思うのです。
さて、うちのクリンチナンバー計算ページです。
09月上旬の「広島の自力CSありなし問題」のときに計算プログラムを改修したつもりですが、もしかしたら今後、自力CS判定・3位決定判定・自力復活日付の算出などで誤った結果を出力する可能性が無い! とは言い切れないのが実情です。
計算ミスが発覚した場合は、できるだけ速やかに訂正を入れますので、何卒ご容赦を。
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