LinuxホストのVirtualBoxで、ゲスト側からUSBデバイスを扱う設定。

PC版へ 2019年03月14日

さて、

といううちの環境で、USBポートにフラッシュメモリやらカードリーダやらを挿しても、ゲストの Windows 10 側で全く認識してくれない。

もちろん、ゲストOS側 / ホストOS側の両方に、適切なデバイスドライバをインストール済み。

何故だろう。

というわけで、VirtualBoxのオンラインマニュアルに目を通してみると、こんな記述が…。

On newer Linux hosts, Oracle VM VirtualBox accesses USB devices through special files in the file system. When Oracle VM VirtualBox is installed, these are made available to all users in the vboxusers system group. In order to be able to access USB from guest systems, make sure that you are a member of this group.
新し目の Linux ホストでは …(中略)… ゲスト側から USB にアクセスするためには、ユーザを vboxusers グループに登録しなくてはなりません。
Chapter 3. Configuring Virtual Machines | VirtualBox User Manual [ 3.11.2. Implementation Notes for Windows and Linux Hosts ]

なるほど。

グループ:vboxusers は、上記の説明によると VirtualBox をインストールしたときに自動的に作成されるらしい。ターミナルを立ち上げて確認。

# less /etc/group | grep vboxusers
vboxusers:x:129:

あった。

早速、自分をこのグループに追加。

# sudo gpasswd -a 自分のユーザ名 vboxusers

確認。

# less /etc/group | grep vboxusers
vboxusers:x:129:自分のユーザ名

無事に追加できたので、あとは、

  1. Ubuntu を再起動。
  2. VirtualBox でゲストOSを起動。
  3. USBポートにデバイスを接続。
  4. VirtualBox のメニューバー >> デバイス >> USB を確認。ポートに接続したデバイスが表示されていればOK。 vbox20190314.png

ということで、ゲストOS の Windows 10 側から、ホストに繋いだ ICカードリーダライターが認識できるようになったのでした。

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