久保田利伸がボサノバ。
この企画も、例の「今年は Getz / Gilberto 録音50周年」に因んでいるのかしら。
いつもの圧倒的な歌唱力とR&Bのノリの久保田さん。アレンジもソウル風味が効いている曲が多くて、所謂「どBossa」をご所望ならば物足りないかもしれません。
個人的には、Bossa Novaって「抑揚なく、淡々と言葉を紡ぐ歌唱」という勝手な思い込みがあって、だから 久保田利伸 = Bossa Nova って全くイメージが湧かなかったのだけれど、まぁしかしこのアルバムを聴いてみると、ソウルフルに歌い上げるBossa Novaもなかなか新鮮で悪くはないのですよ。
伊藤ゴローが参加している#2、#6、#8のバックトラックはトラディショナルなボサ・ノバの雰囲気で秀逸。
#2 の『Corcovado』はBossa Novaのスタンダード。星の数ほどのアーティストが歌っているので、それらを聴き比べてみるのも一興です。久保田さんは英語詞で歌っていますが、ポルトガル語詞の響きも良いのです。
例えば Joao Gilberto。→
試聴ありさて気がつけば、久保田利伸もキャリア25年を超えているのだな。
時が経つのは早いものです。
この25年間、ずっと第一線に居続けるのは凄いこと。声も全く衰えないし。
節制しとるんやろなぁ。
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