Mac OS Xには最初からApacheが入っていて、「システム環境設定 → 共有 → パーソナルWeb共有」オンで簡単に起動できます。
しかし、うちのちょっと古いMacではApacheのバージョンが1.3、併せて使いたいphpのバージョンが4.4.9となっている。これを簡単にアップデートできれば良いのですが、どうも簡単には行かないようで。
そこで、MacPortsという便利なヤツを使って、apache2とphp5を新たにインストールしてみた。きっとすぐにやり方を忘れてしまうので、覚えているうちにメモメモ。
まずはMacPortsをインストール。
ダウンロードURLはコチラ → http://svn.macosforge.org/repository/macports/downloads/
ダウンロードしたら、ディスクイメージの中のインストーラを起動してインストール。
おっと、その前に。
MacPortsの動作にはXcode Toolが必須。OSのインストールディスクから入れておく。最新版はAppleのデベロッパページから入手できます。コチラの記事を参照してください。
★Apple Store
さてさて次は、楽しい楽しいUNIXコマンドライン。
まずはパスを通す。
「ターミナル」を開いて、自分のホームフォルダ直下の .bash_profile をviか何かで編集。無ければ作成。以下の2行を書き込んで保存。
export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH
で、MacPorts自身のアップデート。
> sudo port sync
apache2のインストール。
結構時間がかかる。
インストールが終了すると、英語で「あれしてね。これしてね。」というメッセージが表示されるので、何も考えずにそのメッセージに従ってみた。
続いて php5 のインストール。
これも時間が掛かった。同じくインストール終了後のメッセージに従ってみる。
設定ファイルのコピー。
> sudo cp httpd.conf.sample httpd.conf
とりあえずapache2を起動してみる。
ブラウザを起動して、http://localhost/ にアクセス。「It works!」と表示されたら、ひとまずapache2のインストールは成功。いったんapache2をストップ。
php5のモジュールが使用できるように設定を変更。
httpd.confをviなどのエディタで開く。
次の2行を追加。
Include conf/extra/mod_php.conf
ついでに、ユーザーフォルダ( http://localhost/~ユーザ名/)が有効になるように設定。
/opt/local/apache2/conf/extras-conf/mod_php.confを編集。
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps
</IfModule>
apache2を再起動。
ブラウザで http://localhost/~ユーザ名/ にアクセスすると、ユーザの「サイト」フォルダのトップが表示される筈。
php5の動作確認は、「サイト」フォルダのトップに、例えば「info.php」という名前で以下のような内容のファイルを保存してみる。
ブラウザで http://localhost/~ユーザ名/info.php にアクセス。phpの情報が正しく表示されたら、インストールは成功している。
あとは適宜、使い易いように httpd.conf をカスタマイズ。
これで大丈夫な筈。うちでは無事に動作している。
しかし、何しろ書いているそばからやった事柄を忘れ始めているので、間違いや抜けがあるかも知れぬ。
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