2023シーズンのセ・リーグ、あれよあれよという間に阪神タイガースの圧倒的な独走優勝が決定しました。
09月14日に優勝決定というのは、日付ベースで見ると阪神球団史上最速。NPB全体を見ても、史上3番目に早い記録です。
NPB 最速優勝記録:日付ベース
- 9月08日:1990年:読売ジャイアンツ
- 9月10日:2016年:広島東洋カープ
- 9月14日:2023年:阪神タイガース
- 9月15日:2003年:阪神タイガース
- 9月16日:2017年:福岡ソフトバンクホークス
- 9月17日:2015年:福岡ソフトバンクホークス
さて、うちのサイトで勝手に定義した『優勝決定時のシーズン消化率』で2023年・阪神タイガースの優勝記録を見てみます。
シーズン消化率 = 優勝決定までに費やした試合数 ÷ シーズン総試合数
今年のタイガースは、128試合目で優勝を決めたので、消化率は:
128 / 143 = 0.895
となります。この値が小さいほど、早く優勝を決めたことになりますね。
歴代記録と比べてみると…
NPB 最速優勝記録:シーズン消化率ベース
- 1965年:南海ホークス:121試合目/140試合制:消化率=0.864
- 1990年:読売ジャイアンツ:114/130:消化率=0.877
- 2015年:福岡ソフトバンクホークス:127/143:消化率=0.888
- 2023年:阪神タイガース:128/143:消化率=0.895
- 1972年:阪急ブレーブス:117/130:消化率=0.900
1990年:西武ライオンズ:117/130:消化率=0.900
2002年:西武ライオンズ:126/140:消化率=0.900
歴代4番目の記録。素晴らしい。
おめでとうございます。
1950年・2リーグ分立以降のデータです。前/後期制を採用していた1973〜1982年のパ・リーグ、およびプレーオフで優勝チームを決定していた2004〜2006年のパ・リーグは除いています。
『プロ野球70年史 記録編:1934→2004』(ベースボール・マガジン社)、過去の新聞縮刷版、さまざまなネット上の情報を元にしています。データの間違いなどありましたら、ご容赦を。
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