2017シーズン版はこちら → 【NPB】最速優勝記録をまとめてみる。2017年版。 - freefielder.jp
広島東洋カープ、めでたく25年ぶりのリーグ優勝決定。まだ9月の前半だよ。早いんじゃね?
…というわけで、プロ野球の最速優勝記録を優勝決定の日付で見てみると…
NPB 最速優勝記録:日付ベース
- 9月08日:1990年:読売ジャイアンツ
- 9月10日:2016年:広島東洋カープ
- 9月15日:2003年:阪神タイガース
- 9月17日:2015年:福岡ソフトバンクホークス
- 9月19日:1964年:南海ホークス
9月19日:1995年:オリックスブルーウェーブ
となります。2016年のカープはセ・パ合わせて歴代2位の好記録。
すごい。
ただし、それぞれのシーズンで試合数も異なれば開幕日も異なります。単純に日付で比較するのは如何なものか。
なので、各々の優勝チームについて「優勝決定までに費やした試合数 ÷ シーズン総試合数」を計算してみましょ。優勝決定時にどのくらいシーズンを消化していたか、ということですね。この数字が小さいほど「早く優勝を決めた」ということが言えると思います。
NPB 最速優勝記録:シーズン消化率ベース
- 1965年:南海ホークス:121試合目/140試合制:消化率=0.864
- 1990年:読売ジャイアンツ:114/130:消化率=0.877
- 2015年:福岡ソフトバンクホークス:127/143:消化率=0.888
- 1972年:阪急ブレーブス:117/130:消化率=0.900
1990年:西武ライオンズ:117/130:消化率=0.900
2002年:西武ライオンズ:126/140:消化率=0.900
日付でのランキングと、ちょっと顔触れが変わります。
ちなみに1965年の南海ホークスは、今年の梅雨時に、快進撃中の福岡ソフトバンクと絡めて騒がれた「NPB史上最速でのマジック点灯」を果たしたチームですね。
2016シーズンの広島東洋カープは、シーズン消化率(131試合/143試合制=0.916)で比べると歴代15位あたり。長いNPBの歴史の中でも中々の強さであった…ということは言えるのではないでしょうか。
とりあえず、おめでとうございます。
1950年・2リーグ分立以降のデータです。前/後期制を採用していた1973〜1982年のパ・リーグ、およびプレーオフで優勝チームを決定していた2004〜2006年のパ・リーグは除いています。
『プロ野球70年史 記録編:1934→2004』(ベースボール・マガジン社)、過去の新聞縮刷版、さまざまなネット上の情報を元にしています。データの間違いなどありましたら、ご容赦を。
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