「J-POPの名曲を全編英語詞で」「本場ブラジルの大物ボッサミュージシャン達による極上のカヴァー」ということなのですよ。
「本場の大物ミュージシャン参加」という売り言葉は、まるで「あの超人気グラビアアイドルが遂に…」なんていうAVの宣伝文句みたいに、実際見てみると「誰?」となることが多いのですが、いちおうホベルト・メネスカル一派が参加しているらしい。メネスカル先生は、最近こんなことばかりしているような気がします。
中身は、無難な選曲・無難なアレンジで、良く言えば手堅い。悪く言えば面白くない。
例えば、正真正銘の "大物" クレモンティーヌを起用したアニメソングのBossaカバーアルバム『ANIMENTINE』とか、演歌とBossa Novaの奇跡のコラボ『演歌BOSSA』などと比べると、企画も内容も、どうもパワーが足りません。
日本のポップミュージックを英語詞で、ブラジル生まれのリズムに乗せて、アルバムタイトルは何故かフランス語…という、良く言えば日本人得意の異文化吸収能力、悪く言えば「オシャレっぽかったら何だって良いんだよ」的な底の浅さも何とも言えませんなぁ。
BGM以上でも、以下でもない…といった感じですか。
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