「桜ソング」をテーマに、邦楽曲をソフトな女性ボーカルで華やかなダンス系ボッサでお洒落にカヴァー。
ということだそうなのですが…。
いやいやいやいや。
1ミリもボサノバじゃない。古き良きボサノバ(オレは「ど演歌」に倣って「どBossa」と読んでいます)ではもちろん無いし、「ダンス系ボッサ」でもない。
これは只の「ダンス系」ではないか。看板に偽りありです。
まぁ、例えば「R&B」という言葉が指す音楽ジャンルの中身が時代と共に大きく変わったように、「Bossa Nova」という言葉で表現されるジャンルも変わってきているのだ…と言われればそうかもしれませんが、これほどボッサ要素が無いのに「ボッサ」を名乗るのはいけません。
お洒落ダンス系カバーが好きな人には需要があるみたいなので、それならタイトルを『桜お洒落ダンス』とかにすれば良いのだ。ユニットの名前も「アトリエ・お洒落ダンス・コンシャス」にしてしまおう。
「ワタシ、Bossaとか好きなんですよ☆」なんて言われたら、思わず「違ぁぁぁぁう!」と大声を上げてしまうというものです。
「へぇ、どんなの聴いてるの?」
「アトリエ・ボッサ・コンシャスとか♪」
作品のクオリティ云々ではなく、Bossaでないものに「Bossa」と名付けて、Bossa好きを惑わせることの無いようにして欲しいのですよ。
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