日もとっぷりと暮れた午後6時過ぎ。
福岡市天神の警固公園を通りかかると、和服を着た若い二人組の女の子。
あぁ今日は成人式だったから、きっとその帰りなのだろうなと思って見ていると。
!!
おもむろに三味線と鳴り物を取り出したではないか。
そして演奏が始まる。
座敷唄というんだろうか。
炭坑節とかドンパン節とか野球拳とか、そういう類いのやつ。
唄も三味線も鳴り物も、妙に上手なの。あれはきっと素人じゃないね。
成人の日の黄昏どきに、ちょっと浮ついた座敷唄が妙にマッチして、しばらく見入ってしまった。
演奏が終わるのを待って是非「君ら何者?」と訊きたかったのだが、今日は早く帰って、新生ヤッターマンをチェックしなければならぬ。
ストリートミュージシャンの溜まり場でもある警固公園でも、ひと際異彩を放つ二人組。
今度見かけたら、絶対に声を掛けてみよう。
そしてヤッターマン。
うちらリアルタイムで旧作を観ていた世代にとって、納得できる正しいリメイクではないだろうか。ニヤニヤしながら30分間、テレビに向かい合っていましたよ。オープニングテーマからニヤニヤしっぱなし。ドロンボー一味の声優陣が変わっていないのもナイス。
しかし今観ると「説明しよう!」ってナレーション、ズルいよな。
状況描写を一切放棄して、ナレーションで一気に説明してしまう。手抜き。しかしこれがテンポの良さにも繋がっているという。
このアイディア、よく考えついた。
そして実写版の映画「ヤッターマン」は来春公開予定。ドロンジョ様は深田恭子だそうだ。
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