EVERGREEN / Booker T.

いつの間にか再発売されていた、Booker T. の 1974年の超名盤『EVERGREEN』です。2009年の午後の紅茶のCMで使用されて一気にポピュラーになった、あの『Jamaica Song』から始まる、珠玉のアルバム。


 EVERGREEN / Booker T.:1974(2013)

  → Amazon.co.jp
  → 楽天市場
  →  試聴あり
  → 通販価格一括検索

今回のリイシュー盤にはボーナストラックが6曲入っているのだけれど、現在 iTunes Store で売られているのはボーナス無しのオリジナル盤。2013年4月の末に国内盤CDが出るようなので、そうしたら iTunes Store にもボーナストラック付きのアイテムが並ぶかもしれません。

普段の Booker T. とはちょっと違ったリラックス感が良いのです。この攻撃的でない感じが心地よい。よく聴くと濃い音楽だし、そこかしこに緊張感も漂っているのだけれど、そのあたりのバランスが絶妙なのだな。

そういう絶妙なバランスで構成されているアルバムに、ボーナストラックとか要らないんじゃないの、と、いつも思うのです。

このCDのボーナストラックは、収録曲の別バージョンが1つ、未発表音源らしきものが1つ、カバー曲が4曲。元気な R&B も混じっていて、やっぱり本編からは浮いた感じで、連続で聴くと、どうもアレです。

これは iTunes Store でオリジナル盤を買えばよかったのかな…と思いつつ、それでもその中の一曲『A Whiter Shade of Pale』(プロコル・ハルムの "青い影" のカバー)が素晴らしかったので許す。この曲は、他では聴けないっぽいしな。

さて、こないだ「パンクでテンション上げて!」などと言ったばっかりだけれど、しばらくこのアルバムで、リラックスして行きましょ。

カテゴリ: