The Velvet Underground 45th Anniversary

Dec 07, 2014

さてルー・リードの死去から早、一年あまり。彼がフロントマンを務めたヴェルヴェット・アンダーグラウンドの3枚目のアルバム『The Velvet Undergroud』が発売45周年記念盤としてリイシュー。オリジナル盤の発売は1969年。最近、こういう「xx周年記念」がなんだか多いよね。

The Velvet Underground 45th Anniversary Super Deluxe Edition:2014

例によって『Super Deluxe』だとか『Deluxe』だとかいろいろなバージョンが出ているので注意が必要です。

『Super Deluxe』は怒涛の6枚組。中身はというと…

  • 1枚目 - オリジナル盤の新規デジタルリマスター。
  • 2枚目 - オリジナル盤の別ミックス。
  • 3枚目 - オリジナルリリース当時のプロモーション用に作られたモノラルミックス。
  • 4枚目 - 1969年当時に録音された、アウトトラックを中心とした楽曲集。
  • 5枚目/6枚目 - 1969年11月26・27日にサンフランシスコ・MATRIXで行われたライブ音源。

4枚目のアウトトラック集は、以前発売された『VU』や『Another View』というコンピレーションあたりに収録されているものと同一音源、または同一音源のリミックス。

5・6枚目のライブ音源は、あんまりそそられないヒップのジャケットでお馴染みのライブ盤や、録音状態がしょぼすぎて購入したことを思わず後悔してしまう公式Bootleg『The Quine Tapes』に収録されているものと同一の公演・同一の演奏・ただし別音源(たぶん「既発のものとは別系統で録音していた音源」ということだろうと思うのですが)からのミックス。

…ということで「未発表音源多数」と言われればそうなのだけれど、昔からヴェルヴェッツのカタログを集めている側からすれば「あっ」と驚く楽曲が隠れているわけでもなく、購入するのを小一時間迷ってみたりもしたのだな。

結局、買っちゃうんだけど。

この時代のヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ライブバンドとしてかなり充実していて、様々なライブ音源が発掘・リリースされたりしているわけですが、それらの殆どがカネを取っちゃいけないレベルの録音状態だったりするのです。

そういう意味では、この『45th Anniversary』に収録されているライブ音源は超おすすめ。とりあえず、一番良かった頃のヴェルヴェッツに触れてみることにしましょ。

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