7日加重移動平均得失点。

引き続いて、プロ野球・チームの状態を把握するページの補足説明です。

上記ページでグラフにプロットしている得点 / 失点データは「7日加重移動平均得点 / 失点」です。

「移動平均」というのは株価チャートでよく見るアレ。株価の場合は通常「単純移動平均」を使っていますが、今回は、直近のデータ変動に敏感に反応してもらいたいので「加重移動平均」を用いています。

「7日加重移動平均」なので、7試合前までの試合ごとの得点に、
最新の試合の得点 : 1試合前の得点 : 2試合前の得点 : ... : 7試合前の得点
 = 7 : 6 : 5 : ... : 1
という重み付けを施して平均を算出しています。

具体的な計算方法は Wikipedia あたりで。

よし、説明終わり。

…の前に、もうひとつ。

移動平均を出すときに、元となる得点データは「ひと試合あたりの得点」ではなく、それを「27アウトあたりの得点」に換算した値を用いています。

それは、こんなことを考えたからなの。
  • 5回コールドの試合で5点取っているチームは、9イニング攻撃したら9点取れるんじゃないの? つまり、5イニングで5点取ったチームは、9イニングで5点取ったチームよりも、明らかに得点力は上だよね?
  • あるいは、延長12回で2点取ったチームは、もし9イニングだったら2点は取れていないような気がする。
  • 他にも、ホームチームが延長なしで勝利するゲームでは、勝利チームは8イニングしか攻撃しないので、もし9回裏の攻撃があったらもう少し点が入るかもしれない。
なので、
  • ひと試合の得点を、その試合で取られたアウト数で割る。
  • それに 27(=9イニング分のアウト数)を掛けて「27アウトあたりの得点」を算出する。
  • この値を元に、7日加重移動平均を求める。
という計算を行っています。

これで、「コールドゲームが多いチームやホームゲームでボコボコ勝つチームは、1試合あたりの得点が見かけ上少ない」という問題、あるいは「延長戦が多いチームは、1試合あたりの得点が見かけ上多くなるかもしれない」という問題が解消される筈。

まあ実際に計算してみると、「1試合あたり」と「27アウト換算」、殆ど違いはないわけです。コールドゲームや延長戦は、統計に大影響を与えるほどは多くない…ということですね。

カテゴリ: