タイガース「自力2位消滅」は正しいか。

さて、9月28日付けのデイリースポーツの記事。
 → 真弓阪神、自力Vどころか自力2位消滅
ヤクルト、中日両チームに対して自力優勝の可能性がなくなり、“自力2位”も消滅。
…だそうなのですが、ウチの計算によると、タイガースの「二位クリンチナンバー」は「25」。クリンチナンバーが計算できるということは、すなわち「自力で2位になれる」ということを表します。

さて、どちらが正しいの?

結論から書くと、
これは「言葉の定義」の問題。デイリーも正しいと言えば正しい。でもウチのほうが正確なんじゃないかなぁ。
ということで、説明します。

タイガースが残り 25試合を全勝した場合の最終勝率と、各チームがタイガースとの対戦以外で全勝した場合の最終勝率を比較してみると、
→ タイガース: 80勝 58敗 6分:勝率 .5797
       (残り 25勝 0敗)
→ スワローズ: 75勝 54敗 15分:勝率 .5814
       (阪神との残り試合=7 なので、残り 13勝 7敗)
→ ドラゴンズ: 81勝 56敗 7分:勝率 .5912
       (阪神との残り試合=3 なので、残り 18勝 3敗)
となって、確かにデイリーの言うように「ヤクルト、中日両チームに対して自力優勝の可能性が無い == 阪神は自力でそれぞれを上回ることができない」状況です。

ただし、ヤクルトと中日は直接対決を 5試合残しています。つまり、「ヤクルト:13勝7敗でフィニッシュ」と「中日:18勝3敗でフィニッシュ」は、決して同時には成り立ちません
例えば、もしヤクルトが13勝(対阪神戦以外に全勝)したならば、中日は少なくとも D-S 直接対決分の 5試合は負ける筈。するとその場合、
 → ドラゴンズの最高勝率:76勝 61敗 7分 で .5547
となって、これは阪神の勝率を下回る。
で、計算してみると、ヤクルト - 中日 の 残り 5試合の結果がどうなろうと、つまりヤクルトが5勝しようが中日が5勝しようが、すべて引き分けで終わろうが、あるいは幾つかずつ星を分け合おうが、全ての想定されるパターンにおいて、ヤクルト・中日のいずれかのチームの最終勝率が、必ず阪神を下回ります

すなわち、
阪神が残りを全勝すれば、ヤクルトと中日が同時に阪神を上回れる可能性はゼロ
なのですね。これはつまり「阪神は自力で2位になることができる」ということだよね。

なので、ウチのページ的には「阪神の自力2位は消滅していない(9月27日終了時点)」とお伝えしているのです。多分もう少しの間だけ、阪神に自力2位の可能性は残ります。

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