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　やはりダルビッシュはレベルが違う。

　ヤフードームで行われたホークス対ファイターズ。首位と２位との対決とは言え、片や優勝マジックを確実に減らし続け、片や引き分けを挟んで９連敗中と、明暗がくっきりと分かれています。

　そんなチームの連敗ストップを賭けてマウンドに上がるダルビッシュ有。もしかしたら、ここ福岡で、ナマで彼のピッチングが見られるのも最後かもしれないのだな。まだ海を渡ることも決まってはいないし、ファイターズがCSファイナルステージに進出してくる可能性もあるのだけれど。

　ダルビッシュ、凄いな。

　ホークス打線、川崎や本多が打席で粘って、いつぞやの試合のようにダルに球数を投げさせようとするのだけれど、そんなのは欠片も効果なし。ファイターズが１点を勝ち越したあとの８回裏は、まさに圧巻の三者連続三振。マウンドを降りながら雄叫びをあげるダルビッシュ、絵になりまくりです。

　結局ダルは８回で降板、９回は守護神の武田久がきっちりと抑えて、2 - 1 でファイターズの勝利。チームの連敗は９でストップ、武田久は通算100セーブ目を記録…という、ファイターズファンにとっては久々の良試合になりました。

　ホークスも２安打じゃ勝てんわな。

　しかし、彼からヒットを１本打っただけで盛り上がったり、１点をもぎ取ろうものなら球場全体がお祭り騒ぎになったり。相手チームのファンからそれだけリスペクトされているピッチャーはダルビッシュ以外に居ないよね。
　もしかしたら「数十年に一人」の投手を見ているのかもしれない…なんて思うと、胸が熱くなりますな。

　でも、そんな相手を打ち崩してこそ、その先の頂点が見えてくるのです。クライマックス・シリーズで対戦機会があったとしたら、そのときは、勝つ。