ジブリの森の夏ボッサ / 熱田久美。


 ジブリの森の夏ボッサ / 熱田久美:2011

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 もう夏も終わりだというのに「夏ボッサ」。しかもひと月くらい前に紹介した『森のボッサ』と、タイトルも内容もカブってしまうという無念っぷり。

 タイトルどおり、ジブリ映画の音楽をBossaアレンジでカバー…という企画のアルバムです。この手の企画、もう何枚くらい出ているのだろう。世の中にジブリ好きは多いし、カフェ・ミュージック好きもそれなりに多い。需要は尽きないのでしょうな。

 ディスクの発売は八月三十一日だけれど、ダウンロードが一足早く始まっているので聴いてみた。全体的にアコースティックな感じで悪くはない。なかなか良い雰囲気です。
 ヴォーカルは熱田久美。「あいのり」に出演していた、と聞くと、それだけで何故か色眼鏡で見てしまったりもするのですが、クセの無い、いい歌声です。この企画には非常にマッチしています。

 でも、もうちょっとアレンジ頑張ってよ…と思わずにはいられません。「ボッサ」と銘打ちながら、『カントリー・ロード』は、完全にレゲエのリズムだし。『いつも何度でも』を原曲どおりの三拍子のまま収録っていうのもどうなのよ。
いつも何度でも』に関しては、先行の競合作品『森のボッサ』に収録されている松本英子のバージョンと聴き比べてみると、実は松本バージョンがかなり秀逸な出来だったのだ、ということに気付きます。以前ブログ記事を書いたときには、完全スルーだったのに。
 もっと聴き込んでから文章を書かねばいかんな。

 このアルバムに限らずですが、「ボッサ」をただ単に「お洒落なリラックス音楽」みたいな意味で使うのはどうにかならんものかなぁ。とは言いつつも、世間では「ボッサ」とタイトルに付いていると「あぁ、お洒落っぽいああいう感じの音楽だね、きっと」という共通認識が既に完成してしまっているしね。

 「ボッサ」と銘打たれたアルバムを見つけるたびに、聴いて、そのBossa Nova加減の濃さ・薄さに一喜一憂する日々は続くのです。

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