最後の南海ホークス戦士。

大道典嘉、引退。

ああぁ、今年は全く名前を聞かなかったし、そんな予感もあったのだけれど、いざ現実になってみると寂しいったらありゃしない。

ダイエー/ソフトバンク時代の背番号55を、もう一度見たかった。

1点ビハインドの8回ウラあたりでさぁ、ワンアウトでランナーは二塁。場内アナウンスで「バッター、的場に代わりまして、大道」。大歓声に包まれるドーム。バットを短く持って、小さく構える大道さん。放たれた打球はライト線ギリギリへ飛ぶ、いぶし銀のタイムリーヒット…。

くぅ〜。
あの興奮をもう一度。

ほら、MLBではたま〜にあるじゃない。引退登板を飾るためだけに、古巣のチームと超短期の契約を結ぶって奴。ホークス、それやってくれないかなぁ。半ば追い出すような格好で、ホークス退団だったじゃない。ファンも大道さんも、あのときの突然の戦力外通告は納得いっていないと思うんだなぁ。一打席だけで良いのです。ホークスの55番を、もう一度だけ。

…無理だよなぁ。

ところで大道さん、引退会見によると、今後は「いずれはコーチ」ということでした。絶対、名コーチになるよね。そんな気がする。

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