ワンダ・サー、再発売。

「ボサノバはジャケ買いするな」という格言があるそうです。その後に「アレンジャー買いをしろ」と続くのですが、そんな事を言われても困る。自分好みのアレンジャーをメモしてCDショップに行く、なんて事はした事がない。出会いって、もっと偶発的なものの方が面白い。プロフィールが目一杯書かれた釣書を読んで望むお見合いより、街角でふとすれ違った人に惹かれる方がときめきませんか?そういうことです。
店先で一目惚れしたジャケットのCDを買って、家に帰ってパッケージを破る。トレイにディスクをのせて音が再生されるまでのドキドキ感。そしてスピーカから流れ出してくる、期待に違わない、否、期待以上の音楽。

ああ、何という充足感。

そんなワンダ・サーのデビュー・アルバムがコレ。


 Vagamente / Wanda Sa - 1964

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どんなに「ジャケ買いするな」と言われても、CD屋でこのジャケットが目に留まったら、思わず手を伸ばしてしまうよなぁ。海辺にこんな娘がいたら、思わず声を掛けるでしょ?

1曲目。
変拍子に乗って流れてくる、あまりに心許ない音程にドキドキされられてしまうのですが。良いのです。
2006年辺りに再プレスされたのですが、今ではもう、かなりの稀少盤。見かけたらすぐに保護すべきです。

ワンダ・サーはこのアルバムの後、セルジオ・メンデスのブラジル'65にボーカリストとして参加。名曲『So Nice』などなどを歌っています。オリジナル・アルバムはこれまた入手困難。だったのですが。

探しまわっていた人(自分を含む)に朗報です。
この『So Nice』を収録した名盤『Brasil '65』と、ワンダ自身のアメリカ・ソロデビュー盤『Softly!』が、2-in-1パッケージとなって再発ですよ。


Brasil '65 / Softry! : Wanda Sa

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『Brasil '65』は、セルジオ・メンデスがまだ「Bossa NovaらしいBossa Nova」を演っていたころの作品。Brasil '66以降の彼とはひと味違ったアルバムです。

ワンダはこの後、結婚してしばらくお休み。90年代になって活動再開、『ブラジレイラス』という、これまた素晴らしい作品を世に送り出すのでした。相方のセリア・ヴァスは、ブラジルの女性ギタリスト。

 BRASILEIRAS / ワンダ・サー & セリア・ヴァス - 1999

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そして世紀が変わっても、精力的に活動中。最近作は、iTunes Storeにも並んでいますな。

Wanda Sá (試聴あり)
個人的には、Doorsの『ハートに火をつけて』のカバーなんかが好きです。


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